先日、こども部屋の収納の片づけをしていると、過去のスケジュール手帳が出てきたので、十数年分を一冊ずつ見返していました。
日々の健康状態に変化があった時、その都度書き残していたのですが、今とは比べ物にならないほどの数々の不調の記録に愕然としてしまったのでした・・・。
もしも、自分が無理して定年まで社畜を続けようものなら、絶対早死間違いなし！！と確信しました。
記録によると、職場の人間関係に苦悩し始めた十年ほど前から、急激に体調不良が増え始め、多い時で月に2～3回、発熱を伴うひどい扁桃炎を繰り返していました。
最低でも月1回は扁桃腺を腫らして熱を出すので、ずっと喉の奥に炎症の火種がくすぶり続けている状態でした。
当時は上司の圧が強く、体調不良を押して出勤していたので、無遅刻無欠勤を貫きましたが、休ませてくれと言えないほど職場環境も悪く、精神状態も異常だったと思います。
ところが、会社との話し合いで退職日が確定した頃を境に、①ピタッと扁桃炎がおさまりました。あれほど頻繁にのどが痛かったのに、ウソのように症状が出なくなりました。ストレスで、相当免疫力が落ちていたようです。
他には、②不眠が治りました。毎晩、ようやく寝付けたと思ったら、すぐにうなされてバッと飛び起きる状態でしたので、睡眠薬を何種類も飲みまくっていましたが、現在は全く不要になりました。
そして、③体重が元に戻りました。ストレスで食べられなくなった頃、健康診断でBMIが15台前半の痩せすぎに分類されたのですが、現在は17台後半にまで回復しました。
また、④耳鳴りも消失しました。四六時中、片耳が飛行機の中にいるようなひどい雑音に悩まされていましたが、気づいたら自然治癒していました。
最後は、⑤罵詈雑言が減った（笑）ことです。精神的に追い詰められていた頃、このブログでストレスを解消しまくっていましたが、最近はそれほど罵詈雑言を書かなくなりました。ゴールが見えていることで、心は穏やかなのです。
早期リタイアに手が届いて、退職日も確定していることで、絶望の淵から這い上がり、十年ほど苦しんだ体調不良がほぼすべて完治するという奇跡が起こりました。
そもそも、良い職場環境なら、こんなに長い間苦しまずに済んだのですが・・・。いかに、職場や仕事のストレスが、心身を蝕むかということを、自身の記録から改めて認識したのでした。
多くの人が多大なストレスを抱えながら、何十年も我慢して働かねばならない現代の人間社会は闇です。
「仕事は辛くて当たり前。お給料は我慢料！」と聞いていたけれど、それでは誰のための、何のための人生なの？って思ってしまうのです。そんなくだらない呪縛によって、心身共に崩壊して、大切な命を失ってからでは遅いのです。
都市伝説に出てくる話のように、時間軸を超えて、未来の自分からあの時の自分へ声が届いたなら、「無理して頑張らなくてもいいよ。道はたくさんあるのだから。」と、天の声で伝えたかったです。
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