ある日、仕事から帰ると、
母の顔面全体が、どす黒くただれていたので、腰を抜かしそうになりました。
まるで命からがら、火事場から出てきたような風貌。
「え?やけど??何それ!!すぐ病院行きなよ!!!!」
と、思わず言いましたが、聞けば、「美容クリニックへ行ってきた」とのこと。(よりによって、コロナ禍の真っただ中に行く?!怒!!)
前から顔全体のシミが気になっていて、レーザーを照射してもらったんだと。
それにしても、本当にひどい風貌なんですよ。
もしも、そのやけどみたいな跡が治らなかったら、訴訟もんだよ?ってくらい・・・。その顔で外出したら、みんなが怖がるだろうからと、買い物もジムも禁止させましたよ。
約半世紀分ものシミの蓄積ですので、数十か所では済まなかったようで、薄いのも含めると、何百か所ものシミをレーザーで撃ったのですから、顔面全体大やけど状態です。
その後、照射部分はだんだん瘡蓋(かさぶた)化して剥がれてくるんですが、これまた、痛々しく恐ろしい風貌です。まるで顔面かさぶたのオバケ!ゾンビ!!家族が怖がるのも物ともせず、70歳間近になっても、美への飽くなき執着心を見せる母・・・。
私は40歳そこそこで、シミだって結構増えてきましたが、たとえ一時的とはいえ、あんな恐ろしい風貌になってまで消そうとは思いません。化粧すれば、まーまー隠せるし、第一、シミを見られて困るような男もいねーし!!
でも、こういう性格が、老化やボケへの第一歩なのかもしれませんね。
母はいくつになっても美を追求して、脳内ドーパミンがブシャーっと豊富に出ているのですが、私は、おしゃれとか美とかどーでもいいタイプ。
あまりにも長い間ときめいていないので、ドーパミンを作る細胞も死んでしまったのではないかと思われます。
ちなみに、母は化粧品とかめちゃくちゃ凝っているし、洋服も腐るほど持っています。一方、娘の私は、最後にマスカラや可愛いリップグロスをつけたのはいつだったか・・・。だいぶ前に捨ててしまったわ・・・。今では塗るのはワセリンかシアバター(笑)。
そんな私は確かに、母より物忘れもひどいし、目も死んでるんですよね。
女を捨てると、老化も一気に進む。身をもって感じますね。
きっと仕事を辞めれば、家に閉じこもって一気に老け込むタイプ。
早期リタイアしたら、引きこもり防止に、イケメントレーナーがいるスポーツクラブでも物色しようかしら・・・。
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