米国の地銀のひとつ、シリコンバレー銀行（SVB）の経営破綻のニュース。
本日、日本市場にも影響を及ぼしたようです。
日経平均は一時500円以上の下げ、終値で311円安。為替は1ドル＝132円台まで円高が進みました。一方、金の小売価格は1グラム＝9000円まで上昇しました。
SVBの資産規模は約28兆円で全米16位とのこと。2008年のリーマンショック以来、最大規模の破綻だそうですね。
SVB破綻までの一連の流れを書き留めておくと、
①主な顧客であるテック系スタートアップ企業の預金を増やし急速に成長。
②その預金を低金利時代に長期債券に投資。
③FRBがインフレ抑制策のため急激な利上げを開始。
④テック企業の資金繰り悪化。時を同じく長期債の価格も下落。
⑤企業の預金解約、引き出しが相次ぐ。
⑥預金解約を受け、早急に手元資金を確保したい。
⑦莫大な含み損が出ている債券ポートフォリオを売却。
⑧結果、損失計上で、取り付け騒ぎに発展。
⑨破綻・・・ (°ө°) あれま。
この2日後、NYに拠点を置く、全米29位のシグネチャー銀行も破綻してしまいました。
これらの預金が凍結されれば、信用不安の高まりから、連鎖破綻が起き、混乱は必至です。いよいよ本格的リセッション入りかと戦々恐々だったのですが、結局、米財務省などは預金の全額保護を表明しました。尚、銀行破綻に伴う損失を納税者が負担することはないと述べています。
当局の迅速な対応により、これでひとまず騒動は収ったかのように見えますが、さて米国市場の動きは今後どうなるでしょうか・・・？そして、FRBの利上げの行方は・・・？
およそ1/3弱はアメリカ依存の私のリタイア資産。来年からの新NISAで、最終的に1/2程度まで比率を増やす予定です。
どれだけ下がろうとも、いつかは戻すと信じて、今後も無になって積み立て投資を続けるのみです。もはや、アメリカ様と私は運命共同体なのですから！（笑）
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