我が街の図書館は、FIRE本の品ぞろえが貧弱なのですが、先日「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」(山崎俊輔氏著)が入庫されたので、さっそく借りてきました。(1冊目は⇒ココ)
読んだ印象は、著者がFPなだけに、とにかく情報量が多い。広く知識を深められます。ここに書かれている通り実行すれば、すごく堅実なFIREが達成できそうだと思いました。
但し、著者は40代前半までのFIREを推奨していません。早くても40代後半。実際は、定年より5年早いFIREを前提としている感じです。
正直言って、それでは少し遅いような気がします。さらには、5年刻みでFIRE実行時期を遅らせながら様子をうかがう・・・ときたので、これではいつまでたってもFIRE出来ないじゃん!!とツッコミたくなりました(笑)。
とはいえ、著者が言うように、70歳現役社会が到来した今、ひいては75歳や80歳バリバリ現役も今後十分あり得ます。そう考えると、一見遅いと思われる50代FIREでも、「十分早い」と言えるのかもですね。(私はそこまで絶対耐えられませんが・・・!!)
今や大概のFIRE情報はネットで拾えますが、それらの総集編といったところで、非常に読みごたえがありました。 もっと若い頃にこういう本に出会っていたかったです。
自分の経験上、パワハラやモラハラでメンタルがやられて、会社に行くことが地獄と感じる日は突然やってきます。
私はそんな切羽詰まった状態で、慌てて総資産を棚おろしし、残りの寿命から人生逃げ切れるだろうか・・・と毎晩毎晩、思案していました。脳裏には会社で上司から言われた無慈悲な言葉や態度がフラッシュバックし、悔しくて悲しくて涙を流しながら・・・。
この現代社会、不確実な世の中、若い人たちには、この本をはじめ、他のFIRE本もたくさん読んで、常日頃から資産形成に励んでおくことを推奨します。いつでも辞められることは最強の精神安定剤ですので。
ちなみに、特に印象に残った文言は以下の通りです。
「会社に雇ってもらえたという恩義を感じて忠誠を尽くすのもいいが、その忠誠心や働きがいが「搾取」されていないか」(p.70)
「あなたの仕事は社会の役に立っていると強くアピールする会社が、実はサービス残業を強いたり、社員の高い貢献を安く買い叩いている」(p.70)
いや~、まさにこれ。
私のようなロスジェネ世代、超氷河期世代は、ある意味、弱みにつけ込まれ、搾取され続けてきたのです・・・。なんとか入れた会社だから、辞めても次はないからなと洗脳され続け、こき使われ放題、抵抗も出来なかったのです・・・。
だからこそ、FIREやセミリタイアという形で、社会の理不尽から一日でも早く解放されたいのです!!
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