先日、愛犬ちび太が体調を崩し、
母と動物病院へ連れていきました。
その病院は、そこそこ大きく、
院長と弟子の獣医師が数名いるのですが、
ちび太は弟子の獣医師のひとりに診察してもらいました。
結局、点滴が必要となり、
弟子が色々準備してくれたのですが、
その手際が気に入らなかったのか、
院長が弟子を、私たちの前で怒りました。
その後も、点滴をしている弟子の手の位置が気に入らず
荒っぽく、弟子の手を引っ張ったり、
えらそうに、横から小言を言ったり、
そのやり取りを見ていて、何だか引いてしまったのでした・・・。
院長はきっと、良かれと思って、これ見よがしに弟子を叱っているのだろうけど、
私としては、いやーな気分になったのでした。
ちなみに、帰宅後その話になって、母もすごく嫌な気分だったらしい。
なんだかこの院長の言動が誰かに似てるなーと思っていたら、
私の上司そのものなんだよねー。
今でこそ、まだマシになったけれど、
うちの上司は、人前でとにかくよく部下を怒っていた。
その怒り方もまた、自分のイライラを人にぶつけたり、
人を馬鹿にしたような感じで、耐えがたいものがあったのです。
「皆様、見て下さい。私、ちゃんと怒ってますよ。ちゃんと教育してますよ。」ってか。
それは、部下のためを思ってのことではなく、
自分の保身のためとしか思えん。そして、自己満足にすぎない。
怒られたほうは、面前で恥をかかされて自己肯定感がさらに低くなるだけ。
また怒られるかもしれないという恐怖心で、どんどん萎縮していくだけ。
そういう状況が続くと、
早く忌々しい出来事を忘れたいという生体の防御機構が働くの。
次は怒られないように頑張ろうという向上心が生まれるどころか、全くの逆効果。心は守りに入ってしまう。だから次第に、何事も思い切って出来なくなる。
注意の仕方も、もう少しマシなやり方があるだろ。
本人が気づいていないだけで、これ見よがしに怒っているヤツが実は一番、恥をかいているのだよ。
動物病院の院長にしろ、うちの上司にしろ、
人の育て方、間違ってるからな。
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